恒例の次期幹を励ます会が、メンバーの料亭二蝶で7日、現幹事石田謙作の主催で行われました。55年の歴史の中で、いつ頃からの伝統か存じ上げませんが、第14代1976(昭和51)年7月からの幹事だったL吉村屹は、当時の会長が堅物で、例会が面白くなくて盛り上げるのに四六時中ライオンズのことばかり考えていた1年だったと回顧していました。そんな苦労する幹事の昔話に、花を咲かせます。
過去の次期幹を励ます会は、幹事経験者だけが集まり愚痴の言い合いだったようですが、今では幹事経験者のほとんどが会長になっていて、会長経験の元幹事も集まるという仕組みになっています。私も最初の幹事、今から27年前の昔ですが、29代浅田善太郎会長の幹事として就任する前に、ここ二蝶で、かみさん同伴で、激励されました。
今日も次期幹事のL丸尾一幸は、悦子夫人を同伴されていました。私は夫人同伴が当たり前と聞いていましたが、現実的に夫人同伴は、8代前のL内野謙蔵までさかのぼり、その前も同伴は少なかったと記憶しています。私の時には、「ライオンズクラブの幹事は忙しくて夜が遅くなる」と、留守する口実の援護射撃が先輩からあり、大いに助かりました。今は昔です。
7月から、第56代松田展和会長の新体制がスタートします。L松田展和は平成15年入会で、幹事経験もあり、ライオンズクラブのことを熟知されています。一方幹事のL丸尾一幸は、平成29年3月入会の2年目。1年4ヶ月での幹事就任、歳は還暦を迎えて遜色ありませンが、会歴2年目の幹事を無事終えると、また高松栗林ライオンズクラブに奇跡がおこります。
正直な話、本人は決めていたというのですが受諾を相談されて、「無理だ」と言いました。L丸尾一幸は、2年前私が幹事の時に入会を勧めた11人のうちの一人ですが、いくら何でも2年目の幹事は聞いたことがないし、せめて会歴10年は必要と思っていました。ところが3年目で、L吉村屹が幹事をしたとこの席で本人から聞きました。
昔、ライオンズクラブという世界は「異次元」の世界であって、今のように老若男女が手を携えてという雰囲気はありませんでした。100年を経て、ライオンズクラブは確かに変わっています。変化のないところに進歩はなく、これからも世間に必要とされる組織として、楽しくやっていきます。L松田展和もスポンサーは、私です。大活躍を期待しています。