■カレンダー■
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30     
<<前月 2024年04月 次月>>
■お問い合わせは■
松野不動産電話番号:087-888-0011
■過去ログ■
社長日記過去ログ
■メニュー■
松野不動産ホームページ
■管理者■
ADMIN ID:
ADMIN PW:
■新着記事■
■カテゴリー■
■月別アーカイブ■
■リンク■
■その他■
■来訪数■
合計: 2314474
今日: 1696
昨日: 2672
 

心と生き方稲盛和夫・KCCS実践経営講座
PHPから、標題の本が出ています。「心のあり方」「考え方」次第で、人生や仕事の結果を大きく変えられるという。これからの日本経済をリードする若い人へ、稲盛和夫塾長が贈る成功の哲学です。主な内容は、人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力/前向きで明るい考え方が人生を好転させる/災難をも感謝の念で受け止める。

善行、利他行が運命を好転させる/6つの精進で素晴らしい人生を/人生の目的は心を高めること/周囲の事象はすべてわが心の反映である/人はみな、利他の心を持っている/利己を抑えれば、利他の心が現れる/正しい判断を行うには勇気が必要/どうしてもこうありたいと強烈に願う/地味な努力を一歩一歩堅実に

前書きに戦後、日本経済は成長を続け、私たちは豊かな生活を享受できるようになりました。しかし、1990年代初めバブル経済が崩壊して以来、30年近く日本経済は低迷を続け、回復の兆しはまだ見いだせていません。その間、社会に出た若い方々は、日本経済がもう成長することはないとあきらめ、現状に満足してしまい、新たなことに挑戦することも少なくなっているように感じています。

私は稲盛和夫塾長信者の一人で、塾長の言うことは何でも素直に受け入れるのですが、そうでない人も当然います。それも考え方ですから、色々あっていいと思います。しかし明るく前向きな考え方が、すべてを解決するという現実も知ってもらいたい。この本では特に、西郷隆盛遺訓集の読みと解説があったので、ここに紹介しておきます。

西郷南洲遺訓集24番
道(みち)は天地自然の物にして、人は之(これ)を行うものなれば、天を敬(けい)するを目的とす。天は人も我も、同一に愛し給(たま)ふゆえ、我を愛する心を以て(もって)人を愛する也(なり)。

西郷南洲遺訓集25番
人を相手にせず天を相手にせよ。天を相手にして己を尽くし、人を咎め(とがめ)ず、我が誠(まこと)の足らざるを尋(たず)ぬべし。

西郷南洲遺訓集1番
廟堂(びょうどう)に立ちて、大政(たいせい)を為すは、天道を行うものなれば、些(ち)とも私(し)を挟(はさ)みては済(す)まぬもの也(なり)。いかにも心を公平に操(と)り、正道を踏み、広く賢人を選挙し、能(よ)く其(その)職(しょく)に任(た)ふる人を挙(あ)げて、政柄(せいへい)を執(と)らしむるは、即(すなわ)ち天意(てんい)也。夫(そ)れ故(ゆえ)真に賢人と認める以上は、直ちに我が職を、譲る程ならでは叶はぬものぞ。故(ゆえ)に何程国家に勲労(くんろう)有るとも、其の職に任(た)へぬ人を、官職を以て賞するは、善からぬことの第一也。官は其の人を選びて之を授け、功有る者には俸禄(ほうろく)を以て賞し、之を愛し置くものぞと申さるるに付き、然(しか)らば尚書(しょうしょ)仲虺之誥(ちゅうきのこう)に、「徳(とく)懋(さか)んなる官を懋(さか)んにし、功(こう)懋(さか)んなるは賞を懋(さか)んにす」と之れ有り、徳と官と相配し、功と賞と相対するは、此の義にて候(そうら)ひしやと請(せい)問(もん)せしに、翁(おう)、欣然(きんぜん)として、其(その)通(と)おりぞと申されき。

仮名をふっていてもなかなか読みづらい文章ですが、最初の遺訓から「敬天愛人」が出ていて、京セラ本社にもこれが掲げられている。天を敬い、人を愛す。この裏側には、決して自分を愛し(大切に思うこと)てはならないという警鐘があります。第二電電を作るときに稲盛和夫塾長は6ヶ月にわたり、「動機善やりや、私心なかりしか」と己に問い続けたと聞いています。




| http://nobuchin.0011.co.jp/index.php?e=4145 |
| 社長日記 | 11:16 AM | comments (1) | trackback (0) |
PAGE TOP ↑