驚きました。私は最近勘違いが多いのですが、空港横のさぬき子供の国に駐機していた全日空機が、飛んだのかと思いました。あれも確かYS11です。もう30年も駐機(設置)している飛行機が飛ぶなんて、あり得ないと思ってニュースを眺めていました。その通り、大きな勘違いでした。
3年になるとは気づきませんでしたが、2015年から高松空港に、そう言えば1番ブリッジ(JAL)の向こうに、垂直尾翼が黒っぽい小型飛行機が駐機していたのを思い出しました。私はどこからのチャーター機が飛んできて、駐機しているように思っていました。これが唯一の飛行できるYS11で、常に手入れをしていたそうです。
報道を見て暇な私は、高松空港まで確認に行きました。弊社から15~20分のところに、高松空港はあります。4月から高松空港が民営化になり、これからの路線増便のために、駐機スペースを削減することから、整備士やパイロットを養成する、日本航空学園の能登空港キャンパスのある石川県輪島市の能登空港へ「飛ぶYS11」は、お役立ちに行ったようです。
高松に駐機していたYS11は1968年製で、丁度50年前の製造機になります。同キャンバスでは、飛行できないYS11を3機所有して、整備実習などに使っているという。YS11は、1964年の東京オリンピックの聖火も運びました。私も東京大阪と、何度か搭乗した。国土交通省が所有していたものを、2014年に大阪の航空整備会社が落札、15年から高松空港に駐機していたものです。
国土交通省所有機のフライト時間は、民間機と比べて格段に短い。これからの学生さんの学習機材として、大空を駆け巡ることでしょう。余談ですが日本の空港の数は、「空港(ヘリポートを除外する)」と呼ばれる箇所と「飛行場」と呼ばれる箇所を合わせると、全国で97か所あります。この周辺は、森喜朗東京五輪PP組織委員会会長のお膝元で、富山空港、能登空港(のとキトキト空港)、小松空港、福井空港があります。
あわせて念願の、「高山航空公園(綾歌郡綾川町東分乙390-17)」へも立ち寄りました。何度も道に迷いながら、どうにかたどり着いて、まもなく全日空機が離陸しました。長いレンズを持っていたら面白い写真が撮れただろうに、また改めて孫を連れて来たいところであります。