2018,04,05, Thursday
元日銀高松支店長の清水季子さんが、今度は名古屋支店の支店長に就任した。高松支店長もそして名古屋支店長もともに、女性初の支店長であります。体つきも大きく、考えも剛毅で、目をつぶれば女性であることを忘れる。本人の談話にあるように、女性初というマイナス面は彼女に限っては、心配いらない。
例えば失礼だが、京都舞鶴の大相撲巡業で、市長の異変に気付いた女性看護師のように、自分の仕事はなんと言われてもやり遂げる、そんな強さを清水季子さんはお持ちだ。縁あって、高松栗林ライオンズクラブの例会で、講演を御願いしたことがあります。 清水季子さんは、国際経験が豊富で、直前まで欧州統括役ロンドン事務所長としてイギリスの欧州連合離脱決定後の欧州市場を見てきた。清水季子さんから見たイギリスのEU(欧州連合)離脱はどう思うのか、機会があれば是非聞いてみたい。 同時に黒田東彦総裁のもとで、日銀理事に就任された元名古屋支店の内田真一氏(55)は、マイナス金利政策を支持するような、「デフレ心理を変えるのに時間がかかっているが、大規模緩和を粘り強く続けること」を推進するようだ。 いずれにしてもこれからの日銀の政策は、世界の政治経済事情と密接な関係を持つと清水季子さんも話している。世界的視野で見ることは当然としても、その道のプロが実務にのぞむのは頼もしい。 元日銀高松支店長・清水季子さん |