今日のふれあいウォークは、私もこれまで何度か参加していますが、こんなに恵まれた環境の日はなかったと思います。昨年もやっと晴れましたが、サクラは今年が最高ですね。異常気象の関係か、4月を待たずに開花が始まり、今日の峰山公園は絶好のウォーク日和です。会長は真鍋玲子さん、女神は自然界に強い味方を持っているのか?
高松紫雲ライオンズクラブは、1970(昭和45)年3月に産声を上げて、終始一貫「紫雲山」にかかわるアクティビティーを展開しています。5周年記念では、紫雲連山に案内板設置、10周年記念事業で、「紫雲の広場」を作りました。栗林トンネルの上にある、コンパクトな公園です。立派に咲き誇る大樹の、サクラがあります。群れずに1本だけ、誇らしげに咲いています。
20年周年記念事業では、峰山公園に「少年の記憶」像を設置。そして35周年の2005年、「ふれあいの森ウォーク」を市民参加型のアクティビティーとして実施しています。2013(平成25)年は、当日中止の連絡が来たこともありました。事前に準備をしていたはずで、中止が堪えるのはクラブです。
ところでウォークですが、開会式の後、10時前に2時間コースのスタートです。いつものように、市職からの古墳説明がありました。石清尾山には、現在45基の積石塚が知られています。規模の大きいものに限っても、前方後円墳9基、双方中円墳3基と、日本最大の積石塚の集中が認められます。このすべてが、古墳時代前期(3世紀中頃~4世紀代)の百数十年の間に築かれたと考えられるそうです。卑弥呼の、友達世代。
積石塚は、首長の墓として築かれるものです。複数の集団の首長が、石清尾山に集中して古墳を築いたと考えられるようで、この古墳は自分が統治していた地域から良く見える場所に作られているという。山はすべて山焼きすることで、木はなくなります。勢力を誇示するために大きな造形物を作ったと考えられています。古墳は、「見せる」ためのモニュメントなのです。
今日の高松市埋蔵文化財センター市職の話は、題材としてわかりにくい古墳物語ですが、一番わかりやすかったですね。出来上がったばかりの「石清尾山古墳群」印刷物も、昨年までのものより見やすくなっていますが、しかしまだまだ「見える化」の努力が必要ですね。もともとがわかりにくいものですから、見える化は大変ですが、イマイチ精進を。