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京セラが元社員を横領容疑で告訴1.2億円着服容疑
なんと言うことだろうか、横領などの不正がおこらないように、稲盛和夫名誉会長は、『京セラフィロソフィー』の77「ダブルチェックの原則を貫く」という項目をわざわざもうけて、人は過ちを起こしがちだから、それを防ぐ防御策を会社はシステム化しなければならないと、警鐘を鳴らしていた。今からもう、50年近く前から。

人は誰しも、単純なミスを起こすことがある。また、してはならないと知りながらも、つい魔が差したように不正を行ってしまうことがないともかぎりません。こうしたミスや不正を防ぐためには、複数の部門や人が関わるダブルチェックのシステムが、働くようにする必要があります。

物品の購入における受入部門と検査部門という複数部門によるチェック、公印の捺印における捺印者と保管者という複数の人によるチェック、数字の計算における二者検算等は、その代表的なものです。特に金融機関や物品の管理においては、このダブルチェックを徹底し、ミスや不正を未然に防止する体制にしておかなければなりません。

以上が『京セラフィロソフィー』に書かれている「ダブルチェックの原則を貫く」で、稲盛和夫塾長の指導する盛和塾生の会社でも、このことが徹底されている。中小企業の弊社でも、このことに重点を置いている。『京セラフィロソフィー』は過去には塾生だけ配布だったのですが、今では一般書店で、誰でも購入することが出来るのです。

報道によれば、京セラ(京都市伏見区)は19日、会社の預金口座から約1億2600万円を着服したとして、神奈川県秦野工場の経理担当元男性社員(51)を業務上横領の疑いで、神奈川県警に刑事告訴した。元社員は会社の調査で事実関係を認めており、約5,960万円が返金されている。元男性社員は昨年8月に、懲戒解雇されている。

元社員は平成24年9月~29年6月、計4回にわたり同社の預金口座から本人が開設した口座へ、工場の支払名目などで約1億2600万円を送金したとされている。秦野工場で勤務していた時に、他の社員が不自然な取引に気づいて、社内調査で発覚したという。ここも稲盛和夫塾長が、例え上司であっても、不正には上下関係を超えて声を上げよと教えている。この部分で、稲盛和夫塾長は多少救われたか。

『京セラフィロソフィー』の続きには、人間誰しも出来心と言うことがある。そのような心の隙を突いてしまったがために、その人に罪を犯させてしまったのなら、これはマネジメントの責任ではないか。不正をしようと思っても出来ないシステムにしておけば、人を罪人に陥れることにはならないはずだ。私(稲盛和夫塾長)は、そのように考えるのです。


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| 社長日記 | 11:12 AM | comments (0) | trackback (0) |
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