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大西智城住職の話
四国地区不動産公正取引協議会の研修会が、7日JRホテルクレメント徳島でひらかれました。四国四県の全宅・全日不動産業会の役員が集まっています。研修はふたつありましたが、その中で特に印象に残ったのが、大西智城住職の話でした。実務では、次の「不動産広告の基礎知識」が大切ですが。



演題は、「楽しく年齢を重ねるには」、笑うとベーターエンドルフィンが出るというような難しい話ではなくて、気楽に笑う、笑えるような考え方を持つというご意見でした。自らが宗教人ですから、宗教には触れずにと言いながら、やはり根底にはお釈迦様の教えがあります。

例えば「辛抱」の「辛」という漢字も、上にもう一本加われば「幸」という全く逆の意味になること、これには時間の経過が必要であるとか。徳島にプリンスホテルが出来たとき、こけら落としの式典に呼ばれて話をしたのだそうですが、もう30年以上前ですから当時のTVコマーシャルが有名でした。

「今日も元気だたばこがうまい」と俳優さんがたばこの良いところをアピールしているのですが、大西智城住職は、「が」を「か」に変えて、「今日も元気だたばこ買うまい」と紹介したそうです。いろいろ違うことを考えるのが、好きの御仁のようです。上手に生きることの、アイデアマンですね。



自分は体も小さく頭も悪い、しかし頭のいい人はすぐに覚えて忘れないから、いろいろ思い悩む。その点凡人である自分は、すぐに忘れてくよくよしないと、全く逆の発想に至っている。悟りをひらいたとも言えますが、「鶴の恩返し」の民話を礼に取っても面白い。

「鶴の恩返し」は、傷ついている一羽の鶴を助けた農夫の所へ鶴が美しい女性に化けて嫁にしてくれとやってくる。その鶴が毎日毎日反物を織って、それを農夫が町へ売りに出る。ある夜、見てはならぬと言われていた作業場を農夫が覗く。約束を破ったとして、鶴は農夫の元をあとにする。

この続きを、大西智城住職は考えた。また同じように傷んだ鳥に遭遇して、同じように手当てをしてやる。同じようにその鳥が女性に化けて、農夫の家へやってくる。覗いてはなりませぬと言われていて、失敗を繰り返さないように、農夫はじっと耐えた。しかしいつまで待っても反物は出来ない。意を決して覗いて見ると、家財道具が一切ない。その鳥は「サギ」だった。このネタは、本職の落語家がほしがったとか。

最後の、「天国と地獄の話」は、盛和塾でも寸劇になるほど有名な話です。地獄を覗いた人の話ですが、食べ物も、着るものも、何不自由ないものが用意されています。盛和塾では大きな釜の周りにみんなが集まり、その中のうどんを食べるように話は組み立てられています。問題は、その時に使用する1メートルもある箸です。

地獄では、対岸の人に食べられてはならぬと、人が食べようとしているのをはねのけます。従って、誰一人としてうどんを食べられません。そのために、みんながりがりに痩せています。そしてこの風景が、天国でも見られます。用意されているものも、地獄と全く同じだと言われています。

タダ違うのは、対岸の人の口に長い箸を使って「さあどうぞ」と食べさせてあげる。「いえいえあなた様からお先にどうぞ」と譲り合っている。だから天国の人はふっくらした体つきで、穏やかな顔をしているという話でした。譲る心、利他の心が、人生を楽しくするというお話でした。


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| 社長日記 | 10:52 AM | comments (0) | trackback (0) |
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