2024,11,28, Thursday
香川県琴平町は、来春に開かれる第38回四国こんぴら歌舞伎大芝居の入場券を、ふるさと納税の返礼品に追加した。数あるポータルサイトの中の、『ふるさとチョイス』だけで受け付けている。私から言わせてもらったら、「今までになかったのか」と叫びたくなる。役者を間近に見られる人気席で、歌舞伎ファンの関心を呼びそうです。
私も地元ですから何度かこんぴら歌舞伎を観に行きましたが、こんぴら歌舞伎は、現存する日本最古の芝居小屋である『金丸座』で毎年開かれ、全国から熱心な歌舞伎ファンが集まるイベントです。来年は4月4日から20日までに各日2回、計32公演を予定している。途中に、休日を挟んでいたと記憶しています。今年の座長は人気役者の中村獅童さんがつとめ、獅童さんの子どもさんも共演するようだ。座長さんの人気で、観客数が上下するのです。 対象になる席は2階最前列の前舟席と、1階花道横の枡席。前舟席は、通常は特別席(2万円)として販売されており、寄付金額は8万円で各公演限定3枚。また枡席は、通常A席(1万6千円)として販売されており、今回は1升分5枚セット。寄付金額は30万円で、各公演限定2升としている。いずれも公演日は選べるが、席や升の場所は選べない。 四国の瀬戸内海地方では、「春は選抜(高校野球)から」という言い伝えがあります。加えて、四国遍路や四国こんぴら歌舞伎大芝居も春を告げる風物詩。京都二月堂の『お水取り』が終わると、春を待ってそわそわします。われわれ世代は3月1~2日の香川県立アリーナのこけら落とし公演に、サザンオールスターズがやってくる話題で持ちきり。このこけら落としと歌舞伎には、深い関係があります。『奈落の底』も、歌舞伎から出来た言葉とか。 香川県もサザンオールスターズの公演を皮切りに、香川県立アリーナや県民ホールの入場券をふるさと納税の返礼品にするのも在りかなと思います。決して、「アリーナとありかな」という洒落ではありません。香川県は、こうした進取に挑戦が出来にくい県民性があります。ふるさと納税制度の教育目的の下に、公立高校(希望があれば私立を排除するモノではありません)の引出をつくる私案がまたもボツになりました。 昨今の県下公立高校のOB会は、会費集めに苦労しています。今の子どもたちを元気づけるためには、OBやOGが頑張らんと生徒減で高校ですら尻すぼみになりがち。その為の会費徴収策の一つが、ふるさと納税だと思います。もうそろそろ香川県も、一番を目指しても良いのではないですか。ポテンシャルとしては、高いモノを持っていながら、県庁さん、声を上げてくださいよ。中庸などと暢気なこと言っている香川県は、世界から取り残されてしまう。 |
2024,11,27, Wednesday
初めてですが、町内広報誌によるとパソコン教室が仏生山コミュニティセンターで開かれているのを見て、今日初めて参加しました。土居一郎先生が、生徒の質問に答える形で進められています。私もノートPCを7月に新しく入れ替えて、ワードさえも分からなくなっています。中身は恐らく変わっていないと思うのですが、見え方が変わっていて、操作方法が分かりません。
教室には老若男女十名ほどが、自分の教材と質問を持ち寄っています。今日は、年賀状の作成希望が多いようです。中には漢字本『漢字100問』を持参して、パズル式に漢字を入れていくゲームを楽しむ(苦しみながら)女性もいらっしゃいます。『ぼけ防止』と笑っていますが、真剣になると寝食忘れて数時間没頭するようです。香川県条例では、若者のゲーム時間の制限があるのですが、高齢者は『自由自在』であります。 私より先輩諸兄が多いようですが、みなさま熱心に取り組んでいます。自分で持ち込んだテーマに取り組んでいて、遊んでいる人はいません。講師は大変です。何を聞かれるか分からないばかりか、質問内容も多岐にわたります。土居先生は、図書室の中を走り回っています。館内にWi-Fi設備があり、それによってインターネットにもつながり、自宅SOHOと同じ程度の環境が得られています。 ここでも女性が元気で、男性は一人静かにノートパソコンに向かっています。私は新しくなったワード(文章を書くワードプロセッサー)の『置換』が分かりません。『検索窓』がありそこに『置換』と入れて見たら、見たことのあるやり方が出てきました。出し方というプロセスは問わず、結果が得られました。これで問題は解決です。講師もいろいろある方法の一つに辿り着けば、全部を紹介せずとも任は終わります。 このパソコン教室は1回500円、月2回ほど90分間で開催されているようです。終わる頃、2階のホールからの集団が降りて来ました。小脇に束ねたマットを持っています。ヨガか瞑想か、いずれにしてもここも女性が多いようです。女性が健康で長生きする秘訣が、こうした公民館活動にあるのかも知れません。私も趣味は何ですかと問われて、思わず絶句することがありますが、大上段に構えなくても、こうした公民館活動も趣味の一つと言えるのかも知れません。 こうして沢山の人に使われる公民館(今ではコミュニティセンターとややこしく言う)、『NPO法人仏生山魂再開発フォーラム』が中心となって隣接に駐車場を広げたのは、自画自賛ですが「ナイス」ですね。8台分の広さ(1軒家分)を住民の寄付で購入し、高松市に寄付し、高松市が整備拡張してくれました。ここでも、自助・共助・公助のシステムが働きました。 |
2024,11,26, Tuesday
ネタが尽き、どうしたものかと考えたところ、稲盛和夫塾長を学ぶ経営者集団がこれまでの機関誌から学ぶ『機関誌マラソン』があり、そこから「南洲翁遺訓」を題材にしたものが丁度今週のテーマでした。その中から拾ってみます。
経営の判断基準を「人として持つべき基本的な倫理観」に置くという稲盛和夫塾長の考え方を、西郷南洲の唱える西郷南洲遺訓から拾っています。経営において、判断基準となるべき哲学、思想、また周囲の人たちから信頼と尊敬を得るような人間性をつくるための哲学、思想、そのようなモノが大事だということを稲盛和夫塾長は強調しているのです。 嘘を言わない、人を騙さない。人を妬んだり恨んだりしない。愚痴を言わない。常に勇気を持って仕事に当たる。優しい思いやりの心を常に持つ。1謙虚にして驕らず 2善き思いを持つ 3誰にも負けない努力 4利他の心を持つ。勉強した知識は、見識にまで高める。見識とは、確固たる信念にまで知識が高まっていること。そこから胆識にまで高めなければ、いざという時に実行はできない。 遺訓一 功労ある社員の遇し方 廟堂(びょうどう)に立ちて、大政(たいせい)を為すは、天道を行うものなれば、些(ち)とも私(し)を挟(はさ)みては済(す)まぬもの也(なり)。いかにも心を公平に操(と)り、正道を踏み、広く賢人を選挙し、能くその職に任ゆる人を挙げて政柄を執らしむるは、即ち天意也。それゆえ真に賢人と認むる以上は直ちに我が職を譲るほどならでは叶わぬものぞ。 故に何程国家に勲労有り共其職に任へぬ人を官職を以て賞するは善からぬことの第一也。官は其人を選びてこれを授け功有る者には俸禄を以て賞し、これを愛し置くものぞと申されるに付きー。 訳文 政府にあって国の政(まつりごと)をするということは、天地自然の道を行うことであるから、たとえわずかであっても私心を差し挟んではならない。 だからどんなことがあっても心を公平に堅く持ち、正しい道を踏み、広く賢明な人を選んで、その職務に忠実にたえることができる人に政権をとらせることこそ天意、すなわち神の心にかなうものである。 だからほんとうに賢明で適任だと認める人がいたら、すぐにでも自分の職を譲るくらいでなくてはいけない。従ってどんなに国に功績があっても、その職務に不適任な人に官職を与えてほめるのはよくないことの第一である。官職というものは、その人をよく選んで授けるべきで、功績のある人には俸給を与えて賞し、これを愛しおくのがよい、と(西鄕南洲)翁が申されるのでー。 わが経営の置き換えてみると、長く忠勤に励み創業以来ともに汗を流して働いてくれた人でも、その役職に耐える人物でなければ役員に任命してはならない。その人には、給料やボーナスで評価して、長く努めてもらうことですよと稲盛和夫塾長は旧盛和塾生に教えています。 |
2024,11,25, Monday
寒くなりました、この位が平均値だと言うのですが、暑かった秋からある日突然冬の気温に急降下、私はこの季節の変わり目に弱くて苦戦しています。寒かったのが暖かくなるのはまだしも、急に寒くなるのは適いません。年とともに順応性がなくなり、こんなところにも年を感じます。かみさんもこの時期、乾燥肌になって、悪戦苦闘して皮膚科に通っています。
その待合室での会話ですが、「ワクチン接種したのよ」、「えーインフルエンザ?」、「違うの新型コロナウィルス」「どうして」。この会話だけでも、時代の流行が分かります。新型コロナウィルスワクチン接種は、高松周辺ではする人が少なく、先進的予防をする人はいないと言うより、消えてしまった、むしろ奇人扱いをされています。 私のことを先に書いておきます。過日宮城県の名取の海岸林再生現場へ行くというので、何年ぶりかで、暖かい下着を買いにいきました。大きな店ですから悪影響はないと思いユニクロをいう名前を出しますが、私の中ではユニクロだから安心と思い、そのうちの一枚のパンツを洗わずに着用してしまいました。結果「かいかい虫にやられた」みたいで、数日経過してから旅行中も難儀しました。その一枚を残して後は、洗濯機に入れてことなきを得ています。 私は肌が弱いようで、その1~2年前は『ヨギボウ』もどきの大型クッションを通販で買って、大の字に寝て、背中一面にぶつぶつが出ました。この時は背中ですから皮膚科へ行き、塗り薬を処方してもらいました。今度は旅行中で在り、股間は恥ずかしくて行くにいけません。帰路の仙台駅でドラッグストアへ立ち寄り、買い求めた薬は2週間経った今でも塗布しています。みなさん、パンツは一度洗ってから着用しましょう。 こんな過去の失敗を再発するのは愚か者ですが、斎藤元彦兵庫県知事の再選選挙、終わった話かと思っていましたが今度は選挙新戦略のSNS対策費の支払いがあったとすれば公職選挙法違反でまた知事の職を失うという追求が起こっています。もう斎藤元彦兵庫県知事を解放して差し上げたらどうですか。日本人の矜持として、知事は初心を貫き通したと思います。 もうだめだと思ったときが出発という教えがありますが、まさに彼は一人からそれをやり遂げました。彼にとって孤軍奮闘の見方は、公職選挙法ではまだ認められていないSNS戦略。公職選挙法では認められていない方法を使ったら、選挙違反だと言うことです。対価が支払われず、やる方があくまでもボランティア活動であれば問題ないというのですが、その道のプロを使うとそれなりの報酬が必要になるのは社会の常識です。 SNSは「ソーシャル・ネットワーキング・サービス」の略です。これは、インターネットを介して人々が情報を共有し、コミュニケーションを取るためのオンラインプラットフォームの総称です。Facebook、Twitter、Instagramなどが代表的なSNSの例ですが、これらを駆使して斎藤元彦兵庫県知事は、自分の政策を主張して勝利したのです。 企画した側の社長は、「わが力はどんなもんだい」と聲高に喧伝します。まさに新しいビジネスだと思います。斎藤元彦兵庫県知事には失職後の再選時支持政党もなく、孤軍奮闘、政党からの知恵と人がいたら企画会社に頼ることもなかったのに、このあたりはまさに矛盾ですね。同時に笑う話しは、選挙事務所で有権者に「インスタントコーヒー」は出しても良いが、「ドロップコーヒー」はダメという始末。 選挙法で認められているウグイス嬢も1日幾らまで、それ以上支払うと違反とか。この人材不足の中、プラスアルファーを支払わざるをえない場合もあるが、人件費としての支出は違反。政治家になる前から違反状態を体験しながら、当選したその後の会計報告で、記載しなかった金があると追求しても、なければ議員としての地位をキープ出来なとしたら、私は制度法律が悪いと思います。 同時にテレビやマスコミは、政敵がSNSだと言わんばかりに、SNS勝利者斎藤元彦兵庫県知事を叩きます。朝昼夜ニュースワイドショーをやる今の報道番組、ネタに事欠かないように盛ったり減したりしながら、支払いを受けるスポンサーを意識しながら、番組作をしています。SNS戦略が選挙戦の前面に出るような前向きな番組は出来ないモノですかね。 |