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2003/12/5

共同求人活動の成果

中小企業家同友会全国協議会主催の「2003共同求人活動総括交流会」が、東京で開催されました。そもそも共同求人活動とは、中小企業が手を合わせて新卒採用を計る活動です。今はリクルートなどの人材採用の専門窓口となる企業や、新聞社、はたまた商工会議所やハローワーク主催の無料セミナーなど、いろいろ開催されていますが、そのルーツは今から30年前に始められた、同友会の共同求人会だと聞いております。昨日はその総括意見交流会がこれまでの名古屋会場から、東京池袋へ移転しての開催です。
 

昨日はその総括意見交流会が開催されたわけですが、一口に言って、企業側の参加が激減した。あわせて全国各地で開催された、「合同企業説明会」への学生の参加も減少です。前者は、大企業のまねをしてこの時期はリストラだと考える中小企業経営者が多いことが原因でしょうが、私は中小企業は今のうちに、優秀な学生を毎年通年採用しておくべきだと考えています。わが社も3名程度の採用しかできませんが、今年もまだ募集しています。例年からして、この時期にまだ内定が決まっていないのは異例のことです。一方後者は、集団面談からネットを利用した個別面談等へシフトしたことと、学生が正社員として働く意欲がないことが原因だと思います。フリーター・アルバイト志向の増加も一因でしょうか。