目次
2003/11/19

 東かがわ市議会選挙

 今日は、あたらしく市制をひいた東かがわ市の市議会議員選挙の立候補者へ、励ましの事務所訪問へ参りました。業界の代表として、会長副会長と私が参りました。
 東かがわ市は、今年3町が合併して出来た新市で、合併の条件として、確か来年中くらいまでは合併のご褒美として、町議がそのまま市議として「勤務」出来ることになっていました。それが突然の市民グループの「住民投票」請求で、選挙が決まり、24議席に対して32人が立候補しています。合併当時の市議の数は確か、60議席もあった思います。
 このことは、民主主義が正義を手にしたようにも見えますが、本当にこれでよかったのでしょうか。候補者は勿論、このことに関してはなにも言いません。むしろ住民投票前にほとんどが「辞職」しました。自ら辞職しての、住民投票、出直し選挙です。それだけ住民が辛抱できなかったということでしょうが、これはある意味民主主義への暴力ではないかと思います。合併条件で、身分が保障されているのが民主主義で、そうは言ったが気に入らんと言うのは、大人げない話しでもあります。待てば、出直し選挙があるのだから、それまではルール通り待つのが、民主主義の大儀ではないかと思います。
 確かに行政に、税金が使われすぎだとは思います。一般家庭においては、収入より支出が多ければ、やっていけるわけはありません。それを市や県や国は債券を発行して、借金を負って毎日の暮らしをしています。これでいいわけはありません。これは小さな行政負担で大きな仕事をやって貰いたいと考えている、市民の考えに反します。しかし、それにはある一定の時間がかかります。それをはぎ取る行為が、真の民主主義を育てることにはならないと思いますが。