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2003/11/17

私はデジタル派かアナログ派か

 いやビックリしました。
 最近はみなさんデジタルカメラで写真を撮りますよね。進んでいる人は携帯電話内蔵のデジカメでの撮影ですね。私もいつまでもアナログではだめだと一念発起して、3年ぐらい前に当時最軽量のカメラを買いました。○○万素子が綺麗だとか、いろいろメーカーの宣伝に振り回されました。確かにデジカメは、2次利用がWeb上であれば、これ以上簡単取り扱いが容易な映像入手手段はありません。保管もインデツクスを付ければ、五十音順に並べて整理することも出来ます。逆にプリントアウトするのに、案外時間と経費がかかります。それで私も最近は、人に向かって写真を撮らなくなりました。撮ると相手様は、必ず貰えるものと信じています。1枚2枚程度ならごまかせても、それ以上になると、くれないことで気まずくなります。そのために、最近は簡単プリンターが出ていますが、これが案外インク代紙代で1枚20円くらいかかっている感じです。勿論新型プリンターを購入してからの話しですが。
 このような内部矛盾で悩んでいる私に、わが友「雑賀昇」氏は、画期的なカメラ使用方法を見せてくれたのでした。
 「どのカメラ使っているの」「これ」「これは20年前のニコンF2じゃない」「そうだよ」「だってこれってスチールカメラ(印画紙に焼く従来のカメラ)でしょう」「そうだよ」「だったらこのパソコンの画面に出ているこの写真は何なの」「それはね・・・」。
 そうなんですよ、知らない私が恥ずかしいのですが、皆さんおそらく90%の日本国民(そんなに大げさなことではありませんが)は知らないことです。「スチールカメラで撮影したフィルムを写真店へ持参したら、紙焼きのプリント写真とフィルムのネガとCDをくれる。もっともこのCDは原則有料だけど、タダの時もある」。雑賀氏は、このCDに入ったデジタル映像をコンピュータ上で使っているのだ。アナログ写真がなんとデジタル写真になって帰ってくる。
 皆さん、この両者のコラボレーションの構造は、理解できましたか。確かに、映像的にはスチールカメラが上です。ストロボ照明が必要な撮影は、余計にその差が出ます。私は以前から、「ハイテクが進むと、ローテクがクローズアップされる」という言葉を格言にしています。現代の最先端技術の導入は、昔からの友達つまり、一杯やりながらぐだをまいた友達しか無条件承諾は出来ないと考えています。それ以後の友はどうする、まあ一杯やってからにしませんか。