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2003/11/16

瀬戸内海の「直島(なおしま)」へいざ

 香川県人ながら、直島へ初めて渡りました。高松から50分対岸の岡山からは20分の位置に、その直島があります。ご存じのように、東隣の「豊島(てしま)」の産業廃棄物を掘り出して、専用船にトラックごと積み込んで、この直島の三菱マテリアル工場内の溶融炉へ運び、1300度の熱で処理するという一連のシステムの重要な部分を担う、直島です。
 「直島(なおしま)」という地名は、保元の乱で敗れた崇徳上皇が讃岐へ配流される途中、この島に立ち寄られたとき、島民の純真素朴さを賞して命名されたと伝えられています。
 
徳川時代には、幕府の天領(直轄地)となり、瀬戸内海の海上交通の要衝を占め、海運業や製塩業の島として栄えました。大正6年になると三菱鉱業、現在の三菱マテリアル樺シ島製錬所が設立され、以来、島は飛躍的な発展を遂げてきました。さらに、平成元年には、福武書店、現潟xネッセコーポレーションが直島文化村構想の一環として国際キャンプ場をオープン。その3年後にはベネッセハウスを開設するなど、文化性の高い島としても発展してきています。
 明治23年5月に直島村となり、昭和29年4月1日、町制の施行により直島町となり、現在に至っています。



位置と地形



 直島町は、高松市の北方13キロメートル、岡山県玉野市の南方3キロメートルの備讃瀬戸最狭部に位置する大小27の島々からなる群島です。直島はその中央部にあり東西2キロメートル、南北5キロメートル、周囲16キロメートルで、全島老化した花崗岩とその風化土に覆われる丘陵性の島で、平地は少なく地味で乏しいが、曲折の多い海岸線は内海特有の白砂青松の自然美を形づくっています。



面積

 14.22平方キロメートル(本島8平方キロメートル、属島6平方キロメートル)



姉妹都市

 1975年にカナダのTGCという鉱山会社がトロントの北西・ティミンズ市近郊のギドクリーク鉱山に、銅の精錬所を建て、直島で開発確立した三菱連続製銅法を採用した縁で姉妹縁組が実現。当時大勢の直島製錬所の技術者が出向しました。


 本日は香川県宅地建物取引業協会女性クラブの活動として主催されました。女性の計画です。この他直島文化村や日本で唯一の「女文楽」も見学しました。