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2003/11/10

2003総選挙総括

 第43回衆院選挙は、投票率56%で、民主党が40議席程度増やし、自民党はじめ各党が議席を減した。なんだか2大政党に近づいた感は否めないが、アメリカと違って日本は「日本共産党」がいくらかの勢力を持つ。日本共産党は政治資金も寄付などで潤沢であり、その理念からも、自民党や民主党と統合することはまず考えられない。完全な独立政党としてこれからも存在を示すでしょう。それに引き替え、社民党や保守新党は、現在のマニフェスト選挙制度下では、存在が危ない気がする。特に社民党の土井党首の小選挙区落選は時代の趨勢というべきか、うつろいやすい選挙民のなせる潮流か、「山が動いた」の名台詞と共に、政界から姿を消すのかも知れない。
 彼女の唱える「改憲反対」は、やはり昨今の国際情勢にあわない。しかし私は、流行でないからダメだというのでは決してありません。原理原則、あたり前をあたり前に考えることに反していると思います。私は、家庭にあって女房や老いた母親や、憎まれ口の子供らを守ります。刃物で襲われたら、刃物で立ち向かいます。会社では、刃物以上の武器で攻撃されていても、身を挺して社員の命と社員の家族の生命生活を守ります。それが原理原則で、敵が攻めてきたら「ごめんなさい」では、主権も国民の生活も財産も守れないではないですか。少なくてもいつかは死ぬのです。急ぐことはありませんが、自分が守れないで、座して死を待つことは、私には出来ません。
 余りの低投票率で、悲しくて仕方がありません。