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2003/11/7

信州小布施報告第1弾

 念願の「小布施」へ行ってきました。長野市内から車で20分〜30分程度の距離にその「小布施」はあります。いま国内で注目の観光ポイントの一つです。
 ただ最近の「観光」はこれまでの観光旅行の概念から、かなりかけ離れた印象があります。私が定義する昨今の観光は、景気を見に行くのではなくて「話題」を見に行きます。その話題の源は、デズニーシーやUFJなどの施設見学であったり、讃岐うどんや汐留ラーメンに見られるような「食文化」の追求であったり、この小布施のような人に会うことだったり、いろいろな「話題」が国内で盛りだくさんです。
 浅学非才な私のお奨め「話題」ポイントは、「沖縄」と「北海道」のまずは両極ははずせません。そしていま熱いのは、熊本県「黒川温泉」と新潟県佐渡島とこの小布施です。
 私が昨年と今回、香川県中小企業家同友会の同友大学で、セーラ・マリ・カミングと言う名のアメリカ女性を知りました。2002年もっとも活躍した女性に贈られる女性賞を受賞したことで彼女は全世界的に有名になりました。本日も彼女に会いました。35歳のアメリカ女性が、200年も300年も続いた「常識」をことごとく破壊し、いま年間120万人が訪れる「観光」スポットを、僅か10年で作ってしまったのです。
 またセーラ女史は、進化を心がけています。今年新たに「見にマラソン」を3ヶ月の準備期間でやり遂げました。穿った見方をすれば、単なるアイデアウーマンの思いつきとも言えるのでしょうが、彼女の凄いところは良いアイデアをことごとく実践に移し、それを大成功させているのです。セーラは私に、もう次のことを考えていると言いました。題材は「まつり」。握手の手は結構「男」していました。すこし寂しくなりました。 「結婚も考えたら」という私の言葉に、困ったような顔をしていました。35歳の彼女に言う言葉ではなかったかと反省しています。セーラのことは、「セーラが町にやってきた」清野由美著に詳しく紹介されています。

市村酒造蔵前で撮影。背景は名物の干し柿。

同友会大学修学旅行生。左から岡崎忠平・詫間敬芳・増田正雄・野田フミ子・生田真理子・松村公三・下左から山下恵三・松野誠寛・セーラ・宇野祀弘委員長・田村日出男相談役

前日のアポ客と談笑するセーラら。別グループです。