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2003/10/20

宅地建物取引主任者試験おわる

 今年の主任者試験が終わりました。毎年のことですが、(社)香川県宅建協会でも、香川県知事の委託を受けて、試験の監督管理をしています。4つの専門部の中の「総務部」の所管ですが、朝から大変な一日です。受験する方も受験させる方も、またその環境を設定する側も、「試験」は大変です。
 わが社の受験生は、受験対策ゼミの一般参加者も含めて8名、そのうち34点が最高のようです。そこで早速その道のプロに問い合わせたところ、昨年の36点より試験内容が難解になっているので、34点合格ではないかと予想しています。それにしても過去の傾向から申せば、34点でも高いです。この10年間感覚的には32〜33点と言ったところ。それが昨年急に36点にあがって、受験生は大変困惑していました。
 いま香川県は、代表者と取引主任者が別人の不動産業者を徹底的に調査しています。要するに、宅地建物取引主任者が不在で、名義貸しになっていないかどうかの確認です。もちろん免許申請時は、取引主任者がいなければ申請すら出来ませんから、その時は確かにいたのでしょうが、その後何らかの理由で不在になったままになっていないかという調査です。その結果廃業になっいてる不動産業者もあります。
 また近年、3人の営業マンに1人の取引主任者が必要という定数の改革が行われようとしています。現在は5名に対して1名です。この問題は企業としては死活問題ですが、消費者からすると資格試験に合格していない営業マンから説明を聞くということには、大いなる不安と不満があると思います。その意味では、営業マン全員有資格者という会社にしたいものです。