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2003/10/1

国の財政事情を家計に例えると

 今日から10月、第一四半期をまあまあの結果で終えました。今日から新たな気持ちで、生きていきたいと思います。今月は特に前半、2日高松大学でのスピーチ、東京出張、沖縄合同例会、第10回仏生山大名行列まつりが17日の準備から19日の本番まで続きます。また19日はわれわれ業界の、ベーシックな資格試験、「宅地建物取引主任者」の受験日でもあります。わが社の宅建受験ゼミ生8名が受験します。第17回高松冬のまつりのチャリティ募金で高松市内周辺12のライオンズクラブへお願いへ行くのもこの10月です。さらに、懸案の新会社劾BAの設立もこの月の大きな出来事になると思います。
 このような食べるものがうまくて、やることがいっぱいあって、多少の役に立っているだろう私は、幸せ者です。親に感謝し、女房殿に感謝し、お客様に感謝し、社員に感謝しています。

 ところで財務省がこのほど公表した「財政の現状と今後のあり方」によると、我が国の財政を家計に例えると、月収55万円の世帯が、月々約44万円を借金していかなければいけない状況だと言います。

 月収が55万円(税収・税外収入)となり、このうち約20万円は借金の返済(国債費)に充てなければならず、また田舎への仕送り(地方交付税)に約21万円が必要なため、実際に可処分所得として使えるのは約14万円だけとなり、台所は火の車です。

 一方、家計費(一般歳出)として月々約58万円を必要としており、収入で賄いきれない約44万円は、借金(国債収入)として調達することになります。年々借金は増え続けており、その残高は約6600万円に達する状況なのです。

 このような状況の中、景気回復のために大型公共投資という発想に、疑問を抱きます。この10年間の、垂れ流しで何も解決しなかった現状を直視して貰いたいものです。小泉第2次内閣も発足し、火の車の家計を何とか改善して貰いたいと願うのは、私だけではないはずです。