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2003/9/18

悲しい知らせ

 新居浜市の不動産契約のために、四国自動車道を走行していました。午前10時前でした。妻から電話がありました。「中村のおばさんが亡くなった」。
 この中村タキさんは、おばさんと言っても血族4親等ですから、そんなに近くはない親戚ですが、親戚が少ない両家にとって、かけがえのない親戚でした。
 私にとって、2年前になくなって祖母「ミツヱ」とこの「タキ」さんが、昭和の象徴でした。生まれはお二人とも明治でしたが、二人がしっかと生きた時代は、「昭和」でした。
 中村タキさんは、私の家から嫁いだ人です。二人姉妹の妹で、姉は栗林公園の裏山のふもとにある「観興寺」の元住職です。身内の私が言うのはおかしいのですが、二人とも大変な美人でした。姉は60歳前で妹は96歳まで生きました。私は、父親が早くなくなったこともあって、この二人に大変可愛がって貰いました。実家の跡取り息子ですから、多少できの悪いのは織り込み済みで、いろいろな相談に乗って貰いました。
 訃報が妻からでよかったです。おばさんと同居している孫の「きみえ」ちゃんからの電話でしたら、とてもそのあと高速は走れなかったと思います。
 今日これから告別式です。私の昭和が完全に終わります。