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2003/9/2

高松城天守閣築造工事決定?

 小欄6/26に「高松城天守閣復元」を掲載しました。高松市が「構造改革特区」の申請をして、図面のない高松城天守閣の築造を許可願いたいと申し出ている件です。
 非公式発表ですが、この件は文部科学省が、許可の方針を内示してきたようです。国会議員、市当局者複数の情報です。国としては、「構造改革特区」の申請までやられたのでは「顔が潰れる」ということで、許可になるらしい。
 お役人の顔は私たちには見えませんから、どうでも良いことです。あくまでも図面がないことで許可しなかったのですが、出来ればそれで良いのではないですか。
 この天守閣ですが、高松市が市債40億円を発行して、その資源で築造するようです。高松市は今年すでに25億円の市債を発行しています。これは1週間で完売したそうです。50歳以上の購入者が、7割とかで、高松市民はそれも「団塊の世代」の人達以上はお金持ちです。その理由は、@住宅ローンから開放された。10万円が余剰。A大学等の仕送りが終わった。月平均だと20万円以上の余剰。つまり月額30万円程度は自由になる資金を持っている。従って市債を購入する資源がある。
 次に、高松城天守閣築造は、城下町高松の復権の象徴が出来ることになります。これまで旧市内8町商店街は2.4キロに及ぶアーケード商店街として全国的にも名を馳せたのですが、ここへ来て、「郊外型大型店」に押され気味です。この現象は、高松の市勢にも悪影響を及ぼしています。支店支所出張所の撤廃です。高松は便利が為に、縮小圧力も強いのです。特に高速道路の完成は、「支店経済情勢」を緩やかですが、変えつつあります。飲食は例の飲酒運転規制で、郊外店の勢いが弱まり、働く場(旧市内)での利用が復活しているように思います。お客様が帰ってきている感じです。
 高松城天守閣は、高松の「へそ」になります。へそが出来ることで、外堀(海水の引き込み)内堀の再構築が可能になります。これが運河の機能も持ちます。松江城の水上船は市長のアイデアのようですが、高松もアメニティが一杯の楽しい街が出来そうです。楽しみがまたひとつ。まずは@レオマワールドの再開A高松城天守閣築造B不審船の金比羅展示Cうどんブームの継続発展です。高松は楽しいところだ。ヨイヨイ。