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2003/8/30

長期投信の澤上篤人

 FP(ファイナンシャルプランナー)の資格を取得したのは、1994年今から9年前ですから、まず流行には敏と言えるでしょう。でも音楽とかファッションの流行はダメです。それから「金融」という二文字を意識しています。
 今日は長期投資を推薦する、澤上篤人氏の「5年後の日本をいま買おう」を紹介します。結論から言うと、澤上氏は、「国民のみなさん、いま株を買おう。そして10年はそのままにして値上がりを楽しんで下さい。」と云っています。
 そのために政府は税制の改正をして、キャピタルゲイン税を一律10%にしてやれば、利子所得の源泉徴収税率20%より優位になる。これがリスクをとった者への報酬である。リスクを嫌って預貯金に安住する人は、これまで通り20%の源泉税を支払って貰う。そして国が主唱して国民ファンドを設定してくれれば、行き場のない個人投資家の預貯金が10兆円や20兆円入る。まさに、政治家の出番である。ここは一番、日本経済の再生のために、日本の将来のために政治家が率先して国民ファンドを購入する。(同書196頁より抜粋)
 よく言われる個人金融資産1404兆円のうち、1000兆円が預貯金と生命保険に眠っている。その10%でも株式市場へ向かえば、100兆円もの巨額な資金が新規に日本株を買うことになる。個人投資家にとって日本株投資のモデルが出来る。
 
 私も個人的にはいま株の買い時だと思います。
 5年後の日本をいま買おう 徳間書店 1400円
 成功する長期投資      廣済堂出版 1400円