|目次|
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2003/8/23 |
[全国初市街化調整区域の全廃]にともなう一考察/昨日から続いて2日目 3.見直しの経緯と中心課題 (1)平成12年5月 都市計画法及び建築基準法の改正 ・都市計画区域マスタープランを創設する。 ・区域区分(線引き)の要否を都道府県が判断する。 ・用途白地地域における土地利用コントロール制度を創設する。 ・開発許可基準の強化や緩和、最低敷地規模の設定を可能にする。 (2)平成12年12月 「香川県都市計画基本構想系統委員会」設置 ・平成14年4月までに5回の委員会を開催 ・第3回検討委員会においては、香川中央都市計画区域及び周辺市町の首長から直接意見を聴取する。この時特に高松市坂出市、丸亀市の市長から市街化調整区域廃止の強い要望が、その後の計画に大きな影響を及ぼしたと聞いている。 (3)平成14年5月 検討委員会報告 ・現在の都市圏の広がりに対応した都市計画区域の再編 ・新たな土地利用コントロール方策の導入を前提にした線引きの廃止 (4)平成14年6月以降 検討委員会報告に沿って、香川県、関係市町で具体案の検討に 入る。 (5)平成15年3月 第6回委員会であらたな土地利用コントロールの方向性を確認する。 (6)平成15年7月 香川県下のあらたな都市計画の素案が完成する。 4.香川県のこれからのまちづくりの方向性 <県土づくりの基本的方向> T魅力と利便に富んだ均衡ある拠点的市街地の形成 U創造性に富んだ経済活動を可能にする産業基盤の整備 V田園環境と調和のとれたメリハリのある市街地の形成 ↓ <県内における都市的土地利用の考え方> T一定の圏域ごとの土地利用調整 U平野部における都市的土地利用コントロール V中心市街地の機能強化と農地や自然環境の保全 明日最終回に続く。 |