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2003/8/22 |
[全国初市街化調整区域の全廃]にともなう一考察/第1回 香川県土木部都市計画課粂井雅人課長による、香川県下の都市計画の見直し案の説明会が8月21日高松市で開催されました。 社団法人香川県宅地建物取引業協会が主催した、本部研修での講演会です。以下に全国初の全県での市街化調整区域の全廃に ついて、まとめてみました。 1.見直しの背景 都市計画は、都市計画法に定める都市の健全な発展と、秩序ある整備を図るための計画で、都市計画区域や市街化区域また 市街化調整区域、用途地域などの土地利用や、道路、公園、下水道などの都市施設、さらに市街地開発事業などについて、主に 県ですが、県市で必要なものを定めています。 また近年、モータリゼーションの発展や少子高齢化の進行により、これまでの社会情勢も大きく変化しています。このような状況の 中、平成12年5月に、「都市計画法及び建築基準法が大幅に改正」され、線引き制度(市街化区域と市街化調整区域をあたかも 地図上で線を引くごとくわけること)が原則として県の選択制となるなど、地方分権の一端が垣間見え、地域の実情に応じて適正 かつ合理的なまちづくりが行えるようになりました。 これを受けて、香川県と関係市町では、香川県内の都市計画の抜本的な見直しを検討してきました。そしてこれまでなかった都市 計画計画マスタープランをはじめ新たな土地利用コントロール方策の素案をまとめて、県民の意見を問うものです。 2.都市計画マスタープラン これまでは国のどちらかというと農業政策に引っ張られる形の都市計画でした。マスタープランがないまま、都市計画を決定した 反省から、まず「香川県総合計画(新世紀基本構想)」を策定し、市町総合計画、国土利用計画、香川県土地利用基本計画など基幹 的計画を策定して、地域の実情を考慮して、「都市計画区域マスタープラン」を作成しました。 これをもとにして、「市町マスタープラン」をつくりました。 明日に続く。 |