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2003/8/18

三屋清左衛門残日録(みつやせいざえもんざんじつろく)

 お盆の数日、NHKのBS2で、菊池寛賞受賞作、藤沢修平作「三屋清左衛門残日録」の短編が劇化されて、放映になっていました。
 清左衛門役は、仲代達也で、雰囲気はモノクロです。その中で、悪友の奉行と二人で行く「料理や」の女将が、かたせ利乃で彼女の口紅だけがカラー、そんな雰囲気の時代劇です。清左衛門はすでに隠居の身ですが、前職は藩主の「側用人」ですから、取締役秘書課長
ですかね。かなりの重鎮の感じがします。
 この藤沢修平さんは、別に、「用心棒日月抄」などをお書きですが、特徴は江戸時代の武士社会とそれにまつわる町家の人々を描いています。私が好む書材ではありませんが、実はこれらは頂いて読んだ本です。
 プレゼンターは近藤秀二さんです。なかなかの策士です。近藤さんありがとう。