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2003/8/15

人生いまだ51年生されど51年間

 終戦記念日です。58年目になります。物事の1周期に60年というのがあると聞きます。二度と繰り返すことなく、バランスの良い世界、地球であって貰いたいと願います。朝の特番で、戦争関係者の密着取材レポートがありました。そのトーンは、日本が勝利していた「大本営発」ではなくて、戦争の犠牲者の姿を追うものが多いと思います。今日は、「予科練」でした。1人涙するのは、決して私だけではないと思います。
 昨日高松商業高等学校3年7組の32年ぶりの同窓会が、17人でしたか、クラスの1/3強集めて行われました。神戸の川崎雄二さんが幹事で、地元の人間としては恥ずかしいのですが、懐かしく、参加しました。最初は重い空気の中でしたが、徐々に腕白小僧が座を盛り上げてくれました。そうそうこんな感じで、あいつがこことここにいたなと言う場面が目に浮かびます。岡田一博が級長のくせにいないとか、前田新子がどうしたとか、参加していないメンバーに攻撃が集中します。なかにはすでに逝去と残念な報告もありました。先生はどなたも出席がなく、聞くと74歳とのことで、みんなみんな歳をとりました。
 われわれのクラスは高松商業高校ですが、ある意味一流の進学クラスでした。組織としての進学指導はさほど強くなかったと思いますが、個々の資質は大変優れていました。先の岡田一博は京都大、幹事の川崎雄二は神戸大、十河照一は高知大、増田裕一は広島大、そして地元の香川大学へはクラスの半数近い仲間が進学したと思います。結果地元の銀行と学校関係者が多いのにはビックリしました。経営者は久保哲也(協和興業)と私の二人でした。銀行の支店長とはこれからも良い付き合いが出来ることでしょう。
 ところで腕白小僧の野崎忠雄が、「心筋梗塞」で入院したという話しが二次会で話題になりました。地元銀行の支店長をやっているときに、元から心電図には異常があったようですが、法事のあとに、苦しくなって救急車で病院へ行って、カテーテル手術のあと20日間入院したとのことで、「苦しくなって、自分の命より、これまで築き上げてきた地位を失うのが怖かった」という吐露に、先の久保哲也が、「俺にもそれよく分かる。気づいていても検診いかんやつが多い」という台詞に、私はわが身のありがたさにあらためて感謝したところでした。

左上から、松野誠寛・光岡秀範・松浦豊・植松繁美・久保哲也・香西邦雄・六車哲一・川崎雄二・野崎忠雄、下左から、森(平井)玲子・土居(宮崎)博子・丸尾(多田)準子・古家(竹田)桂子・田中(妹尾)朋子・中原(日柳)純子・浜田(白石)登美子、みんな同じ歳。