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2003/8/2

絶好調はもう怖い

 これだけ変化が求められて、その消費者志向に旨く業務形態を進化させえた企業が、いま絶好調です。100円ショップの「ダイソー」や「マツモトキヨシ」など。
 これらの傾向はいま調子の良い、「セルフのガソリンスタンド」も同じではないかと思います。ガソリンの消費は順調です。一家に数台のマイカーがあります。ガソリンスタンドも、セルフサービス化へ脱皮できたところはしばらくは安泰です。逆に従業員がサービスで給油している既存のスタンドは、個人経営のワンスタンドを中心に、苦戦が続いていますが。
 いまセルフスタンドの1リッター当たりの価格は、レギュラーガソリンで91円です。これは全国的にも安いのではないかと思います。ハイオクは10円増しです。
 これが近い将来、地球環境にやさしい電気や天然ガスへ移行することは間違いないことです。地球温暖化が進み、世界的に異常気象が続いています。北極南極の氷だけでなく、スイスの雪も今年は激しく解けているそうです。ヨーロッパは熱波、日本などは冷夏です。
 先の京都議定書の批准やCO2の削減目標の達成が、世界的に重要視されつつあります。グリーンコンシューマ(環境意識の高い人)の話しは、小欄7/28に掲載しています。もう待てないと東京都は、ディゼルエンジンの大型車の都内走行を禁止します。
 このように、本気で環境汚染が論議されると、矢面に立たされるのはまず「マイカー通勤」車の規制でしょう。すると一家にある車のほとんどが動かなくなる。ガソリンは余る、天然ガスは供給スタンドが倍増して天然ガスへの燃料移行が加速すると私は考えています。
 本日の川柳。「スタンドは ガスも石油も 天然産」松野誠寛