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2003/7/30

進んでいる福岡県宅地建物取引業協会

 はじめて福岡県宅建を表敬訪問しました。福岡さんが独自に開発しているコンピュータシステムの現状と将来への取り組みについて、ご教授を頂きました。まさに洒落みたいですが、福岡大学教授の林基先生に開発の中枢をお願いしているそうです。この林先生と開発業者と福岡宅建の役員のベストマッチで開発されたようです。その人達にご教授いただきました。
 さすがに大都市の協会で、会員企業数が4500社(個人経営者も含む)で支部が10カ所に点在しています。香川県と違って広いですから、博多を中心にして、各地に支部事務所を構えていて、まるで企業の本支店関係のようです。
 またまた驚いたことに、社団法人ですから会員さんの真の利益つまり公益に徹するところと、業務三課などの商売をする部門があり、ここがまた徹底していて利益を上げるところは兜汢ェ不動産会館として営業販売をして人件費を稼いでいました。簡単にメカニズムを紹介すると、たとえば「オープンハウス・○○不動産」という看板が、市販では1枚1万円するとしませんか。それを株式会社が8千円で業者から大量に購入して、9千円で1枚ずつ会員企業に販売するという具合です。その品揃えは半端ではありません。もちろん不動産業務に関するものだけですから、販売面積に対して密度の濃い品揃えでした。
 それから事務局員の態度です。よく勉強しています。もちろん香川の事務局員もよく勉強しますが、歴代会長に仕えて、勤務歴が長いのが香川との一番の相違点です。事務局長の本茂さんも20数年の勤務と言うから、激変した業界の動向を知り尽くしています。物件情報のコンピュータ化がはじまり、その公開が始まり、それが指定流通機構として中四国九州にまで広がった、その基礎を作った人達です。その後バブルを経験し、昨今のようなどん底まで身を持って体験した強者です。
 さらに驚くのは、実務推進委員長末吉孝美(給ヲ和ホーム代表取締役)様の存在です。先の協会を束ねるのはもちろん会長の松尾宣文(マツマル椛纒\取締役)様ですが、その下に専務理事の林建作(正金不動産椛纒\取締役)様がいらっしゃいます。このあたりが、先の会長にも仕えて、新たに昨年から就任された松尾体制の中枢をなしているのでしょう。反省しきりの表敬訪問でした。
写真はいつもにこやかな本茂事務局長です。会館の裏手で撮影しました。