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2003/7/15

JR瀬戸大橋線利用者1億5000万人突破

 開業15周年を迎えたJRの瀬戸大橋線が、開業以来の利用者で1億5000万人をこえた。どうやってカウントしたのかは定かではないが、全くの当てづっぽでもあるまい。
 瀬戸大橋は1988年4月に開通し、下を鉄道が走り、上は高速道路として自動車専用道の道路・鉄道併用橋として世界最長を誇り、眼下に見る瀬戸内海の島々は、実に見事であります。開業当時は、小柳ルミ子さんの「瀬戸の花嫁」の曲がスピーカーから流れていました。岡山坂出間は約40分。その間瀬戸大橋はおよそ10キロですから時間的には僅かですが、一押しの鉄道マニア用ルートであります。
 また自動車道と違い、料金が割安。高松岡山間がおよそ1時間ですが、片道1300円
程度で快速ですから、そこそこ快適です。
 しかし困った面もあります。わが香川大学へ入学する学生は、岡山県勢が過半数を超えています。これも情けない話しですが、それは後日論じるとして、その岡山の生徒がなんと2年間で下宿アパートを出る現象が増えています。つまり4年生大学が2年生大学へ変貌を遂げています。普通変貌は言い意味で使いますが、この点は困ったものです。そうなんです、あまりにも岡山香川が近くなったもので、3年生からは自宅通学に切り替えているのです。この不景気に学生さんの生体が変わっています。4年が2年になると言うことは、部屋の需要が半分になります。また空室が増える訳です。
 この鉄道橋に、新幹線走行のスペースもあります。便利が本当に良いのか。痛みもそれに比例して増幅します。
 ここで一句「新幹線、運は人か不景気か」松野誠寛