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2003/7/1

香川県は「しまタク」特区を申請

 小欄6/26で、高松市の申請した「構造改革特区」構想を書きましたが、香川県は県下20余の島々で、「しまタク」特区を国に申請したそうです。この「しまタク」というのは、これらの小島には公共交通機関がほとんどなく、またタクシーも多くない。そこで民宿の旦那が船着き場までお客様を送迎する場合、また公民館で開催される催しに参加する人々の足になる自動車を「タクシー」として活用することが出来るようにとの申請であります。
 これは非常に面白い試みです。先の小豆島土庄町長の三木佑二郎さんも、「環境体験ツアー」が、これからの修学旅行の目玉のように言われているが、ゴミの島豊島(てしま)から処理工場のある直島(なおしま)までを移動する車両がないという。もっとも両島間は船にしても、島内の移動手段がないと言っていた。この特区申請なら、町営バスで見学客を運ぶことも出来るし、島の住民の足ともなれる。うまいこと考えたなと感心しきり。「みどり・うるおい・にぎわい」という県のスローガンに実にマッチしている。あっぱれ公務員。