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2003/6/26

高松城天守閣復元

 今朝のフライトには少し時間があります。時間があると会社へ来るこの悪しき習性を、我ながらおかしく思いながら、日記を書いています。
 四国新聞の朝刊によれば、高松市が国の地域振興策である「構造改革特区」に、高松城天守閣の復元計画を提案するという。これまで「天守閣復元」は市民の悲願として、たびたび試みられたが、文化庁は、「正確な資料がない」からとの理由で、これまで一切手を付けることが許されなかった。
 これにはまことしやかな風評があって、高松城を築城したのは「生駒藩」の時代で、生駒としては「徳川家の高松城復元」には、資料等の協力をしない。当時の建築資料は生駒子孫が持っているというもの。ことの真意は定かではないが、これらの障害からこれまで手が付けられていない。
 これをうけて高松市は、特区認定による規制緩和に活路を見いだすのが狙い。計画によると、2005〜2009年度に天守台石垣の耐久度を高めるための解体復元工事を実施して、天守閣復元工事は10年度に着手。可能な限り当時の工法や材料を使用し、4年後の完成を予定している。長生きをしないと孫と行けない。