目次
2003/6/3

学生の就職は就社では決してない

 中小企業家同友会の中央組織の「中同協」が、「JOBWAY」というASPシステムを構築し、
これまでの「共同求人=合同説明会」の構図を崩そうとしている。
 「リクルートナビ」に象徴される、インターネットによる求職活動が、理系の学生を旗頭として、一部で進んでいるのは事実です。しかし、応募する企業に参加費として要求される額は、70万円を超える。しかし、ここの登録されている学生数の多さで、大手企業はこの採用方法に多くが参加している。
 これを模して全国同友会の4万社が集まる同友会が、専用webページを公開したとたんに、検索エンジンの最大雄のYahooが登録を希望してきた。
 他方香川県の高松大学では、「がんばる学生支援ネットワーク」のホームページを公開し、企業と就職希望の学生の両方からの登録を得て、ベストマッチの両者を選び出そうとしている。学生はこれまでの自分の活動をページに記載する。こんな活動ですと言って、例えばボランティア活動をまた体育会系の組織に所属していた学生は、その戦績を掲載する。それを見た企業が、学生にメールを送り、どちらも最終的には会社訪問をするのだが、これまでの主流が主流でなくなっている。
 それは20年前には、派遣労働者や、フリーターはいなかったことを思い出したら、容易にその変革に気づく。