目次
2003/5/16

SARS疑似患者が県内で観光

 台湾医師が、新型肺炎の症状を示し、台湾で隔離治療を受けていることが分かった。この医師は、旅行前に「サーズ」患者の治療に当たり、その後5泊6日の旅程で大阪、京都、兵庫、香川、徳島の5府県を観光して台湾へ帰った。滞在中に発熱した模様。

 医師は21人規模の観光ツアーに参加し、8日に関西空港へ入国。9日大阪ユニバーサルスタジオ・ジャパンなど大阪市内を観光し、同日夜に滞在先の大阪市で発熱した。だが解熱剤で症状が治まり、咳などはなかったという。
 
 その後、京都市、天橋立、姫路市、高松市栗林公園、小豆島(香川県小豆郡)、大鳴門橋を見学して、13日関西空港から日本アジア航空217便で台湾帰国。2日後の15日に新型肺炎に似た症状で、隔離された。

 香川県は勿論、移動先の保健所では厳重な調査を行っている模様。感染が広がらないようにこちらは祈るだけです。昨日の鉄塔いたずら問題など、全国ニュースになる悪材料は困ったものです。