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2003/5/13

高校生の就職支援

 香川県内の教育、行政機関や経済団体などが、高校生の就職支援策について話し合う「香川県高校就職問題検討会議」が13日開催された。
 前年度に続き、11月以降内定のない生徒に対して、複数企業への応募を認める「複数応募制」の採用を決定。このほか、合同就職説明会の一層の拡充を申し合わせたという。

 小欄4/25「就職担当教官との懇談会」で報告の通り、高校生の就職率が悪くて、担当の先生方は苦慮しているのだが、そもそも制度のバージョンアップをしなければ問題は解決しない。高校生に限っては、担当先生が「あそこがいいよ」と推薦し、受験をする。内定を貰うとそこに就職しなければならない。別の会社がいいなと思っても、内定辞退は出来ない。これは担当者側の重大な過失である。人身売買の時代じゃあるまいし、若者の進路を先生が決める制度自体時代錯誤と言わざるを得ない。その弊害は、企業と学生に来る。企業は早期退社で教育意欲をそがれる。高校生の退職率は3年間で6割から今や7割にも上ります。自分が良かろうと決めて入社しても3割は早期退社します。しかし、高校生の現状は目に余るものがあります。制度のバージョンアップを希望します。