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2003/5/12

疾走

 夢の電車、フリーゲージトレインの試験走行がまもなく四国内で始まる。小欄4/11の日記では、この試験列車が瀬戸大橋を通って、JR四国宇多津工場へ入ったことを書きました。
 1ヶ月の整備の後に、いよいよ走行テストが始まります。昨日はその出発式が、高松駅で行われたようです。
 テストにそんなに大騒ぎするのかと、お思いの方が多いと思いますが、これはフリーゲージ新幹線が四国内を走ることを想定しているからです。大阪から岡山を経由して瀬戸大橋で高松へはいる、乗り換えのない新幹線が、県民の悲願だからです。

 県民の悲願と書きましたが、県民と言うよりJR四国の悲願と訂正しましょう。それは高速バスとの戦いです。皮肉なことに高速バスは、県都高松から東へ走って、淡路島を経由して明石大橋から関西方面へわかれます。ところが新幹線は、高松から西へ走り、坂出駅から北上して岡山から、東進です。200キロ走行の新幹線も、近道走行の100`のバスに大いに恐怖感を抱いています。その証拠にバス便がどんどん増えています。もちろんバスは往復料金が6000円に対して、新幹線は24000円です。