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2003/4/13

新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARSサーズ)
 
 何と恐ろしいことだろう。香港から広がった表題の病気が、東南アジアから世界中へ広がろうとしている。エイズなどは原因と防御策が比較的はっきりしているから、まだ安心だが、このサーズという病気は、今のところこれといった治療法がないと言うから、恐ろしい。

 香川県で入国管理局に勤務されているOさんに、話を聞く機会を得た。
 「サーズは細菌兵器ですか」という私の質問に、「それはあり得ない。兵器であの程度の感染率では兵器たり得ない。」「納得」

 サーズは一口に言うと「動物感染」で、動物などの体内にあってさほど害のない菌も、別の動物に感染して、それが最終人間の体内にはいると突然変異の状態になり、とんでもない悪玉菌に変化するそうです。今度のサーズもその類ではないかと推測されています。
 過去にもこのようなケースはあったのですが、感染していても船で1ヶ月もかかっていたら、症状が現れて、直ちに隔離することになるのですが、現代社会では、飛行機で2時間程度の移動で、感染源が広がるというものです。

 予防策としては「マスク」が一般的ですが、「手洗い」がことのほかいいそうです。わが社でも「薬用ミューズ」をスーパーマルナカ仏生山店で購入して、毎回の使用を強要しています。

 この影響で、今年の東南アジア旅行はぼぼ中止です。私の所属する支部も来年1月の台湾を予定していましたが、今の状態では中止です。リスクを負って、観光旅行など行けません。