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2003/4/11

瀬戸大橋を走る「フリーゲージトレイン」

 車両の車体の幅を自由に変えることが出来る、フリーゲージトレイン(軌道可変電車)の車両が四国に初上陸した。5月からの走行試験に備え、九州小倉工場から、在来線を使って香川県のJR四国多度津工場へ入庫。

 走行試験は日本鉄道建設公団(横浜)が、5月2日から約1ヶ月かけて予讃線の坂出松山間で深夜実施する。昨秋に九州で行った試験で得られなかったカーブ通過時のデーターなどを目的に、特急並みの最速130`を目指して試験走行する。

 地元では日本鉄道建設公団の思惑とは別に、これでフリーゲージトレインの新幹線が四国上陸すると期待している。つまり新幹線と在来線は軌道の幅が違う。そのため四国内に新幹線の軌道が出来る可能性は少ないが、この両方を走行できる車両となれば、話は別。
すでにフリーゲージトレイン新幹線が走る日の秒読みが始まった感じ。

 15周年の記念として、JR西日本とJR四国は共同で「トロッコ電車」を走らせて、岡山香川両県知事などを乗せて、PRに余念がないが、フリーゲージトレインで瀬戸大橋の最高率利用が出来るものかどうか。期待と心配が輻輳する瀬戸大橋です。