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2003/4/9

30歳代の6割は転職希望

 日本経済新聞社が実施した「30歳の2000人意識調査」によると、30歳前後の人の7割は仕事にやりがいを感じ、そのうちの6割は自己啓発に傾注しながらも、いずれは「転職」したいと考えているという結果が明らかになりました。

 回答者の中で転職経験がある人は62%にも及び、さらに今の仕事から転職を考えていると答えた人は68%弱ありました。

 この数字が意味するものは、仕事から得られる充実感と職場へのこだわりは必ずしも相関にないと言うこと。すなわち終身雇用や年功序列という伝統的な人事システムからの決別をも意味している。

 これらの傾向を経営者も肌で感じ、賃金の能力給部分を拡大して、出来れば完全能力給への移行を希望すると答えている。
 
 これらの傾向はもはやミスマッチという現状形態を表す言葉では、表現できない新たな傾向の出現と見るべきではないでしょうか。