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2003/3/21

イラク爆撃が

 ついに米英軍によるイラク爆撃が始まってしまった。ネット上では有名人の「反対」メッセージが続いている。私のところへも、小野ヨーコさんからのメッセージが、転送されてきた。
 戦争は原因を問わず、悪です。しかし、その戦争がなかった期間は、2000年の中でも、1年程度で、1999年間地球上のどこかで大なり小なりの戦争は続いているそうです。
 私は中東の事情に精通しているわけでもありません。アメリカの事情にもしかりです。しかしこの私でも、近くの「北朝鮮の脅威」は感じます。逆にアメリカは、イラクは攻撃しても北朝鮮へは今のところ攻撃しようとしていません。アメリカ国民の関心の薄いところへ、投資をしても「票」にならないものですから。

 悪の程度はわかりませんが、国民の全員が支持する為政者などいるわけがなくて、それを独裁と呼んでも間違いではないと思います。
 国民的支持で計るなら、「金正日」も「サダムフセイン」も同じで、政治的反対意見は全くありません。この時代によくクーデーターが起きないものだと感心します。ベルリンの壁も壊されたこの時代にですよ。それだけ統制が厳しいのでしょうが。同時に地位の世襲制は合点がいきません。市長・市議会議員でも、日本では二世議員はあまりよく言われないじゃないですか。それを国家元首が世襲制とはいかに。

 話しが大きくなってきました。私は日本は、北朝鮮から自らを守るべきではないかと考えます。ミサイル攻撃の危険があるのであれば、政府は国民を守ることから攻撃に備えるべきです。べき論を持ち出す迄もなく、私は「守ってもらいたい」。そのために国に忠誠を尽くし、公共の福祉に貢献し、税金もきちんと払っています。国家が国民の生命財産を守らないで、一体誰がその責を果たすのですか。
 私はこの機会に議論を重ね、憲法を変えてでも、自衛隊を日本国軍にして、本当の自衛手段を探るようになって欲しい。重ねて討議するなら、日本国軍の創設を機に、少なくとも沖縄のアメリカ軍はお帰り願いたい。アメリカの力を借りて、自らの国軍で守るしか、恒久の安全はないのですから。
 確かに広島・長崎の被爆は日本だけが経験した悲しい歴史ですが、今はアメリカしか北朝鮮からの脅威を振り払ってくれる国はないのです。もっと言えばアメリカでも10年先はわからない。少なくとも、今は、アメリカと日本の相性は相思相愛です。これは反面今の国連事情にも当てはまることです。フランスドイツはイラク攻撃に反対です。彼らが世界のことを考えていますか。考えているのは自国の利害だけです。確かに国連で、大多数の意見で行動することは常識の世界では正解です。日本もこれまでは、多数決の決定に自らの意見を合わせていました。しかしこのたびのイラク攻撃には、最初から「Yes」を世界へ明確にした。今は非常識の状態で、狂気の国の脅威にさらされているのですよ。
 私は小泉内閣を支持したい。自らの安全と子孫の安全のために。願わくは世界の平和のために。