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2003/2/24

■久しぶりの東京

昨年は毎月2度程度のペースで上京しておりました。
その反動で、今年は1月も2月も今日までじっとしています。
久しぶりの東京ですが、高松空港濃霧で、離陸があやしい雲行きでした。幸いステー便で、定時に飛び立つことは出来ました。

機内見渡すところ、受験生とその両親らしき二人連れ。そうですこの時期は東京は受験生で溢れています。親付き上京組というケースが頻繁に目にはいるようになったのはいつ頃か。

私も入学式には女手で育ててくれた母を誘いました。二度と来ることはないのはよく分かっていました。入学式場の日本武道館を見せるのも、さらなる楽しみでした。千鳥ヶ淵に咲く桜のピンクと、菜の花の黄色が今でも鮮明に残っています。天気も良かったので、何よりの親孝行をしたように思っていました。しかし、よくよく考えると、母にまた負担をかけたのですよね。旅費交通費は母親の負担でした。

そんなこと思いながら飛行機から降りようとしたところに、となり寺の佐々木君に会いました。彼とは家が前後ろですが、親子ほどの年の差で、普通なら話す機会がそう多くないのですが、電車で出会ったりして、上京して受験することも聞いておりました。

佐々木君の実父は、もう10年も前に他界されました。ちょうど私と同じくらいに父親を亡くした勘定になります。実父殿には数学を教えて貰いました。数学の天才でした。

そんな話しをしながら、モノレールを降りた、浜松町で別れました。明日受験だそうです。
彼なら、きっと「桜咲く」ことでしょう。今時珍しい一人受験だけど、「負けるな隣組」