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2003/2/15
自治体の工業団地が売れない

県内で自治体が造成した工業団地が売れなくて泣いている。長引く不況と生産拠点の海外シフトのあおりを受けて、「塩漬け」状態で財政の足かせとなっている。
民間の分譲地に比べて、補助金や税の免除などの優遇措置があるのだが、「お値打ち感」が弱い。本来民間に任せたらいいことを、公社を設立し、無用の産物を作っているように見える。20世紀のスタイルとしてはまだしも、もう21世紀に通じる手法ではない。

このような中、香川県が「高松東ファクトリーパーク」(さぬき市、三木町)について破格値でのリース制度を導入して、活路を見いだしている。
全国最低水準という大胆な誘致施策を打ち出して、3社が申し込みをしたようだ。
1平方メートルあたり年間200円で貸して、何十年したら投資が回収できるのか。