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2003/2/3

日朝交渉めぐり論争

見所のある政治家として私は、安倍晋三副官房長官をマークしている。その彼が天下の朝日新聞社と日朝交渉を巡って論争をしている。もちろん安倍副官房長官が名指しで朝日新聞を批判して、論争は始まった。1月25日、千葉県市原市での講演で、日本政府の日朝交渉への基本姿勢などを批判した朝日新聞の元旦社説を批判した。それに伴って27日の同社説でまたまた「安倍さんよく読んで」と題した社説を朝日新聞が掲載し、安倍副官房長官を揶揄した。当然安倍氏は怒った。

朝日の元旦の社説では、千と千尋の精神で北朝鮮と交渉に臨めと言う主旨。主人公の千尋が化け物達に優しく向き合うことで、逆に彼らの優しさや寂しさの本質を引き出して仲良くなったことを例示した朝日の元旦の社説に私も大いに疑問を持つ。マスコミは政府や大企業や経営者をつまり社会を精力的にリードするリーダーを批判するのが仕事のように考えているようだが、褒めるところも素直に探して紹介したらどうだろうか。