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2003/2/2

住宅着工戸数減少

2002年の住宅着工戸数が約115万戸と発表された。これは1983年(昭和58年)以来19年ぶりの低水準。昭和58年と言えば、ここからバブル景気に向かって突進するきっかけとなった頃である。これから10年弱は景気が上昇した時期でした。着工戸数は90年がピークで160万戸というから、実に30%近い減少です。貸家が2.7%増と唯一堅実であるが、その他はマンション戸建て共に減少。
長男長女が結婚したら、家は買うものではなくて、貰うもの、さらに相続で貰ったら売るだけで、買うことは期待できない。
人口の減少が経済構造を破壊している。女性が安心して子供を産める環境、教育費にバカ高い経費をかけなくて済む環境、老後の心配もない環境。これら複合的に、労働・教育・社会・住宅環境の整備が望まれる。ただし、扇国土交通大臣は、今国会で可決される予定の、「相続時精算課税制度」2500万円贈与で住宅は動くとコメントされています。私もこの制度に期待をしています。