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2003/1/26

空室率14.3%で過去最悪

高松市中心部の賃貸オフィスビルの空室率が、過去最悪になっている。01年6月が6.4%であったことからも、急速な中心部の空洞化が進んでいる。高松の経済環境は、一口であらわせば「支店経済」。四国へ出店する時は、まず高松、それもいま空洞化が進む通称「中央通り」へと相場が決まっていた。ところが近年の支店経済の落ち込みと、郊外への移転とで、中央通りの凋落が始まった。悪いことに、このほんの近くで国と県と市が計画する大型ビルの建設が進んでおり、空洞化はますます顕著になると思われる。われわれからすると、生保損保の系列ビルが多いので、さぞや賃料も超下落かと思いきや、1坪当たり9,370円と言うから、まだまだ高止まりしているように思う。この賃料は、93年の今から10年前の賃料と同額だが、これではまだこのエリアに新規客は集まらない。