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海辺のカフカを読んで
15歳の家出人田村カフカ君を主人公にする物語と、精神障害を持つナカタさんを主人公にする物語が交互に綴られる、村上春樹氏が平成14年に発表した文学小説です。村上春樹氏の最近作『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』を読み終えた丁度同じ頃に、大西秀人高松市長が高松を世界へ紹介する時に、「海辺のカフカ」の舞台になった高松と言うと海外でも理解されるという話を聞いたのです。

そう聞いて、海辺のカフカを読んでない私は、アマゾンで上下巻を取り寄せトライしましたが読み終わるまで、およそ1ヶ月もかかりました。ブラジルへも持参しました。『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』も難解な本でありましたが、この「海辺のカフカ」もよくわからない、分かったというと、何だか村上お宅みたいで恥ずかしいようにも思います。

若い頃に読んだ三島由紀夫や大江健三郎、文学好きの人に言わせれば似て非なるものかも知れませんが、私には「難解」という共通項では全く同じです。家出した15歳の中学生が、20代の女性や母親ほど歳の離れた女性との性体験を通して、悪と戦争と責任についての錯誤と認識を深めていく物語?

田村カフカは、15歳の誕生日に、東京世田谷の家を出て、夜行バスに乗って香川県高松市に向かうのです。高松市に到着すると、事前に調べておいた高松市の甲村記念図書館(場所不明)に通いはじめる。ここで性障害者の大島さんと、館長の佐伯さんが登場する。

佐伯さんは、音楽大学の学生だった20歳頃(1970年頃)、「海辺のカフカ」をレコーディングした。その曲は大ヒットする。同じ頃、佐伯さんの幼い頃からの恋人だった甲村家の長男が、大学のセクト間の抗争に巻き込まれ、死亡した。佐伯さんはその後25年間失踪する。母親の死をきっかけに、高松に帰郷し、甲村図書館の館長に就任した。

田村カフカは、父で著名な彫刻家の田村浩一が5月28日に刺殺されたことを新聞記事で知る。また同じ日の現場近くで、2000匹のアジとイワシが空から降るという現象が発生した事実も新聞記事で知る。その殺人犯が、ナカタさんで、彼も高松へ呼び寄せられる。

その父は、幼いカフカに、ある予言を繰り返し聞かせていた。それは、~お前はいつかその手で父親を殺し、いつか母親と交わる。さらに6歳年上の姉とも交わる~という内容の予言だった。カフカは、 父語った予言について大島さんに話した。さらに「僕は夢をとおして父を殺したかもしれない。とくべつな夢の回路みたいなのをとおって、父を殺しにいったのかもしれない」と打ち明ける。

しかし何日もかかった割には、不快感はなかった。面白かった。もっとも痛快という快ではなかったが、「それでどうしたどうなる」と次の展開を期待させる長編小説です。高松駅前のうどん屋や、食堂も登場します。世界中で翻訳されている作品とは大西秀人高松市長の言葉。一読の価値は大いにあります。分からないところは分かろうとせずに、読み飛ばしてもいい?


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| 社長日記 | 08:21 AM | comments (0) | trackback (0) |

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